育児にこそアドラー心理学
前回の記事の続きです。
以前、Eテレの100de名著で取り上げられていた、アドラーの人生の意味の心理学。
私なりの解釈では課題の分離という考えは、特に近しい間柄、家族などと理解し合えなかったり、トラブルが起きたとき効果を発揮する考え方でした。
この考え方をお守りのように持っていることで、家族とケンカしたときに短時間で気持ちを切り替えることに役立つようになりつつあります。
特に私はいま、産後1年ちょっとなので、ホルモンバランスが完全に戻っていなかったり、育児中は防衛本能が高まるから攻撃性が通常の何倍かになるらしいという情報を友人から聞いたりして、イライラしやすいということまでは自覚しています。
しかし、理解していても、その突発的に起こるイライラを抑えるのは本当に難しく対処法は常に探っています。(特に一番近しい存在である夫に対して)
課題の分離は対処法のひとつとして本当に知って良かったと思います。
そして、もうひとつのすぐ様役にたった教えは承認欲求が強い人間は育児もしんどいというもの。
え、何それ‼
何で何で・・・!?
承認欲求が強いということは、端的に言うと他者から認められたいということ。
育児は、どんなに頑張っていても人から褒められることは少ないので承認欲求が強いと辛くなるらしい。
確かに、自分にも思い当たる節がありました。
程度の差はあっても褒められて嬉しくない人なんていないですよね?
どんなに大変でも人から褒められると嬉しくなるし、原動力になることが多い。
でも、そういう風に誰かに認めて貰うのを目的や原動力ややりがいにしてしまうと誰からも認めて貰えなかったときに非常に辛くなってしまうという。
こちらも目からウロコ。
誰からも褒められなくて辛くなったら、自分で自分を褒めたり、自分の中で子供と過ごすことの楽しさや達成感などを感じて育児をしていかなきゃ。
そして、自分の子供に対しても、ある程度成長したら褒め方に注意しなければいけないようです。
むやみに褒め過ぎると承認欲求が強い子になってしまう恐れがあるようです。
褒めるときは、お利口だね、いい子だねという単純な言葉よりも、~してくれてありがとうママとっても助かったよなどと他者の役立ったことを教えてあげるといいとのことでした。
もっと詳しく知りたくてレビューでも良かった岸見一郎さんの「嫌われる勇気」を図書館で借りようとしたら500人位待ちでした。
アドラー心理学今ブームのようですね☆
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