アトピー予防に0歳時期に離乳食開始しなくても良い説 西原式以外の本
親が知らないから子供がアトピーになる
- 作者: 康願 健一
- 出版社/メーカー: セルバ出版
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
Amazonレビューで星5つだったので非常に気になり、こちらの本を購入してみました。
西原式では度々、1970年に日本の母子手帳にも導入されたスポック博士の育児論の誤りをおっしゃっています。
こちらの著者も序章でほぼ同様のことをおっしゃっていました。
・アトピーは、3、4ヶ月頃からの早期離乳食によって子供のまだ閉じていない小腸の穴から未消化の食べ物が吸収されて血管にも入るので、これを毒とみなされアレルギー反応が起こり体中に湿疹や咳を起こすこと。
・早期離乳食でスプーンを使ってやりだすと、簡単に食べ物が口に入るので口を閉じる作業をせず、口呼吸を覚えてしまうので喘息が起こりやすくなる。
鼻呼吸だと、鼻の中の粘膜で空気中の細菌やほこりを殺し、吸った空気に適切な温度と湿度を与えてくれる。
その後は、アトピーと大腸の菌の関係、大人になってからのアトピーの様々な原因、避けるべきもの、具体的な治療方法の順について書かれてあります。
アトピーの方ならなんとなく知っているような内容もありますが、更に詳しく分かりやすく書かれているので、こちらを読んで頭に叩き込めば大分アトピーのしくみが分かり、危険なものを避けようというモチベーションがあがると思います。
もちろん初めて知る内容も沢山ありました。
5章の治療法はすぐに全て実行するのはちょっと大変そうですが、できそうなものから取り入れ、3章4章の避けるべきものを頭に入れて生活するだけでもかなりアトピーは改善しそうだと思います。
あと、アトピーの人は摂取すべきでない乳酸菌のことについても書かれているので、教科書的な感じでまた読み返そうと思います。
個人的には、スポック博士という人は大学時代にボート部でオリンピックに出て、金メダルをとっていたとかいったスポック博士に関するエピソードが興味深かったです。金メダルをとっていなければそれほど崇拝されることもなかったのでは?と。