引きこもりママのゆる育児

アトピー、アレルギー、夜泣きっ子の育児中です。

アレルギー予防には母乳が良いと言われてるのに乳児アトピーが全く治らない理由

産まれたばかりの我が子の湿疹が治らないと母親は困り果ててしまいます。

ただでさえ産後の体で始まった育児に疲れているのに、痒みで掻きむしってしまう赤ちゃんを目の前にして途方にくれてしまいます。


石鹸や洗濯洗剤を変えたり、母乳の場合はアレルゲンとなる卵、乳製品、小麦等を除去して和食中心にしてみても湿疹が消えない・・・!


皮膚科や小児科に行ってもステロイド、保湿剤、抗アレルギー薬等が出るだけ。

母子共に寝不足気味になり、やむを得ずステロイドを塗って貰うと嘘みたいにきれいになって喜んだのも束の間、塗るのを辞めるとまた湿疹が再発。


完母の私は、息子が生後2ヶ月頃からこのような常態で、赤ちゃんなのに一体いつまでステロイド塗り続けていんだろう?と不安でいっぱいでした。


アレルギー予防のためには母乳で育てる方が良いと言われているのに、それ以前に何ケ月も乳児湿疹が治らないならアトピー性皮膚炎になってるような気がして腑に落ちない気分でした。

そんな中、母乳育児中なのに乳児アトピーが治らない理由で、納得ができたものが次の2つでした。

1、母乳が原因で起こるアトピー

まずは、離乳食を遅く始めたり、体を温かくして育てる西原式の西原克成医師の理論。

母乳でアトピー皮炎や中耳炎、膀胱炎が起こるのは、母親の口や喉や胃腸内、膣内の黴菌が白血球に吸収されて、白血球が黴菌の運び屋となり、汚染された白血球が母乳から赤ちゃんにうつされるためです。黴菌を抱えた血液中の白血球は、母乳中や尿中に排出されても生きた黴菌を抱えたまま生きていて、黴菌を何処へでもばら撒きます。この黴菌が赤ちゃんの腸から吸収されて、赤ちゃんの免疫病が起こります。

母親が生姜、唐辛子、タバスコを常用したり、小麦類や肉類を多く食べたり、体温より低い物を飲食した時に、悪玉菌が大量に吸収されて白血球に抱えられて母乳に出てきます。母親が免疫病の時にも母乳が汚染されます。免疫病は、歯周病菌や口呼吸による喉の常在菌、冷中毒による腸の黴菌やウィルスの白血球内への取り込みによる血液の汚染で発症する様々な器官や組織の細胞内感染症で起こりますから、アトピーの母親のお乳でもひどいアトピーっ子や喘息の子が育ちます。

引用元:西原ワールド アート医研

アトピー性皮膚炎の方は亜鉛不足が多い、皮膚を構築する材料の不足

もう1つは栃木県にある谷口医院さんのホームページに栄養とアトピーの関係性を書いてあったものです。産婦人科から小児科、皮フ科まであるようで乳児のアトピー対策もしているようですね。

体は60兆個の細胞でできています。その細胞を作る材料が足りなければ、障害が出てきてしまいます。皮膚や粘膜は細胞分裂の盛んな組織であり、常にたんぱくや亜鉛、鉄などのミネラルや、分化に必要なビタミンA、蛋白代謝にかかわるビタミンB群などが、健康な皮膚を作るためには供給されなければなりません。また、炎症の部位で増える活性酸素を消去するためにビタミンCやビタミンEなども必要です。

そして、消化 吸収に問題があると、必要な材料がとりこまれていないことになり、皮膚や粘膜の質が落ちてきます。結果として、アトピー性皮膚炎になったり、胃腸障害や気管支喘息になったりするということ、つまり材料不足により、異化>同化が疾患を作るというシンプルな考え方が基本となります。

胎児期に母親からもらう亜鉛不足や、生後に母乳中に含まれる亜鉛が少ない場合 亜鉛不足をきたすはずです。
母乳で育てている場合、母親の検査をしますと亜鉛不足であることが多くあり母親に亜鉛を補給することで改善します。

引用元:
谷口医院 小児科 アトピー性皮膚炎と栄養

まとめ

母親がアトピー性皮膚炎だったり何らかのアレルギーを持っている場合、西原医師の言う黴菌だらけの母乳になっていたり、谷口医院のおっしゃる栄養不足の母乳になっていて赤ちゃんにとっては皮膚を構成する上でも十分な栄養源になっていないことがあるようですね。(谷口医院のホームページでは更に鉄や蛋白質の不足についても記述があります。)

私自身軽めのアトピー体質なので、思い当たる節が沢山ありました。
生後6ケ月位まではほとんど母乳だったので、その時期息子の湿疹がずっと治らなかったのも今なら納得ができます。


アレルギー予防や免疫を与えるために母乳メインで育てたい場合は本当に母乳の質が問われるのだと思います。
急には母親の消化能力がアップするものではないと思うので、妊娠中もしくは妊娠前から生活習慣を改善したり、足りない栄養素を補給することが重要なようです。